会頭挨拶

このたび、第44回日本小児皮膚科学会学術大会を2020年7月11日(土曜)、12日(日曜)の両日、大阪北部の千里ライフサイエンスセンター(豊中市)にて開催させていただくことになり大変光栄に存じております。

本学会の歴史は古く、第1回大会は昭和52年6月に安田利顕先生を会頭には笹川記念会館(東京)にて開催されました。ただ、その後、関東地区での開催が多く、これまで関西での開催は第23回(平成11年、和歌山)のみで今回初めての大阪開催となります。

今回の学術大会テーマは、「おおきくなあれ~難病のこども、家族とともに~」です。

皆様、ご存知にように、平成27年から国の難病制度が変わり、小児皮膚科関連でも指定難病、小児慢性特定疾病が増加し、分子レベルでの難病研究の進捗も著しいものがあります。またAMEDでも国の難病対策としての難病治療の研究を推進しています。この度、会頭を拝命いたしました私はこれまで30年以上にわたり色素性乾皮症、コケイン症候群などの遺伝性光線過敏症に属する小児難病の臨床研究をライフワークに、多くの患児、家族と深く接して参りました。その過程で、わが子の誕生を幸せに思い、健康で大きく成長してほしいという願いは難病の子を持つ親の共通の気持ちであることを痛感致しました。

そこで今回、
①日々進歩する小児皮膚科学に関する正しい情報を幅広く先生方にご提供し、最新の知見を学んでいただく。
に加え
②小児難病の最新の話題、難病をもつ親の思いを医師、医療従事者、各関係者にご提供するため、重要課題としてシンポジウム、教育講演などに多く組み入れる。
の2つを大会の大きなコンセプトとさせていただきたく存じます。②に関連しましては、難病患児の未来、そしてご両親にエールを送るとともに、これまでなかった難病患児をもつ親も参加するファミリーセッションを開催したいと思っております。もちろん、例年通りのup date な話題を取り入れたシンポジウム、若手小児科医、皮膚科医のための各種教育講演、スポンサードセミナーも企画しております。

今回の大会では、ご参加の皆様に、難病研究を含めた小児皮膚科学の最先端の潮流を肌で感じていただけるものと期待しております。令和2年(2020年)7月上旬の初夏、東京オリンピック直前で日本中が盛り上がっている時期ですが、全国どこからも交通のアクセスが良く、万博公園、エキスポシティなど観光名所が多く、またグルメレストランも豊富に立ち並ぶ自然豊な大阪北摂の地で、ご参加の皆様が存分に学び楽しんでいただけるような第1回大阪大会にして参りたいと思っております。大阪医科大学皮膚科学教室、小児科学教室医局員一同、多数の皆様のご参加、ご出席を心よりお待ちしております。

                 
  • 第44回日本小児皮膚科学会学術大会
    会 頭森脇 真一(大阪医科大学皮膚科)
    副会頭芦田  明(大阪医科大学小児科)